グランドプリンセス号、オークランド港でドック完了し下船が開始される。

2020年3月11日未分類オークランド, グランドプリンセス, クルーズ, コロナウイルス

クルーズ船が入港

3月9日(現地時間)午後、グランドプリンセス号がアメリカカリフォルニア州オークランド港に入港し、ポート22にドッキングが完了しました。サンフランシスコ湾に入る前には、マスク等防護用品がクルーズ船に届けられており、下船準備が内部からもすすめられています。

更新:現地15時25分頃 症状のある乗客と見られる最初の乗客がストレッチャーに乗って救急車に乗り込みました。

更新:現地10日夜 2日に渡り下船が行われており、引き続き翌11日も行われる予定となっています。

オークランドはサンフランシスコからベイブリッジを渡った向かいの街で、写真にもあるようにオークランドからはサンフランシスコの高層ビルを見ることができます。

オークランド側のベイブリッジのからも見えるポート22では、港の10エーカー(4万平米越)のがクルーズ船専用に割り当てられており、現在までに6つのテントが設置されており、防護服で身を包んだ複数の人が確認されています。

下船・隔離について

最優先で下船するのが症状が出ている方で、次がカリフォルニア州から参加している乗客となり、州外・国外からの参加者は優先されないことになっています。健康調査、振り分け等が行われるため、この下船には2、3日掛かると見られています。

全乗客2,421名の内、州内から参加している962名の乗客の大部分はバスで空港へ向かい、チャーター機にてトラビス空軍基地へ移動し、残りはサンディエゴのミラマーへ向かうことになり、そこでウイルス検査・14日間の隔離を行うことになっています。

州外から参加している乗客はテキサス州ラックランド(Lackland)またはバーモント州の空軍基地へ移動することとなります。アメリカ政府は国外から参加している乗客の国々に対して、自国民の引き取りを要請しています。

カナダ政府は237名の乗客の引き取りの計画を進めていますが、乗客に症状がある場合は飛行機への搭乗を許可出来ないとしています。(カナダについてはGlobal News より)

乗員は船に残ることになっており、また、オークランド港からは乗客の下船が終わり次第離れる予定となっており、検疫機関をどこで過ごすことになるのかの詳細は発表されていません。

クルーズ船乗客の様子は?

船のベランダからはタオルを振る乗客の姿も見られ、現地テレビCBSでは乗客と電話で繋いで内部の状況を報道しています。

クルーズ船乗客は旅行代金の全額返金、船内で購入した貴金属を除く商品の代金の全額返金が約束され、将来使用できる今回と同額の旅行クレジットも受け取ることが発表されています。

サンマテオから参加しているサンマテオ郡に勤める女性は、将来的にまたクルーズ船に乗りたいかとニュースアンカーから質問されると、感謝祭にまたハワイに行く予約を既にしてあり、これまでも40年に渡りクルーズ旅行をしてきたのでまた乗船する予定だと回答しました。

(CBS より)

メキシコ航路の乗客への注目を避けている?

日本のニュースサイトでも、このクルーズ船のハワイ航路乗客のコロナウイルス感染についての報道がされていますが、この同じクルーズ船がメキシコ航路に行っていたことが、注目されません。じ約2,500名の乗客の中から既に死亡者が複数でており、いわば「野放し」状態となっています。

アメリカの今回の対応が見ものだ、というようなコメントが、ニュース記事に反応して投稿されていますが、そもそもアメリカもメキシコ航路の乗客を全て取り逃がしている時点で、最悪の対応をしてしまっているわけです。

クルーズ船の乗客で最初に亡くなった男性は、メキシコ航路に乗船して2,3日で症状が出ていたと報道されており、サンフランシスコ港に戻った時点でも引き続き症状は見られていました。

運営会社は、ダイアモンドプリンセス号での状況を把握していたはずです。このケースを予防的に捉え、メキシコ航路が終了した時点で乗客乗員のコロナウイルスへの検査・隔離が行われていれば、国内でのクラスター発生は大幅に防げた可能性が高かったでしょう。

現在、アメリカでのコロナウイルス患者の伸びは加速しており、イベントの中止、学校の休業、シニアセンターの閉鎖、企業のリモートワーク推奨、買い占め等日本と似た状況になっています。