アメリカ アウトドア事情 その1.キャンプに似合う車ベスト10

2019年1月3日アメリカ生活,おもしろRV,SUV,アウトドア,アメリカ,キャンプ,ベイエリア,

 

こんにちは、かなたです。このサイトでは何回かに渡ってアメリカでのアウトドア事情を紹介していこうと思います。ここアメリカでは国土が広く自然がいっぱいということもあって、至る所にレクレーションエリアやキャンプ場があります。一生かかっても回れないぐらい。しかし、そんな星の数ほどあるキャンプ場もシーズン中は予約でいっぱいです。つまり、みなさんアウトドアが大好きということ。アウトドア人口が日本とは比較にならないのです。アウトドアをターゲットにした関連製品やサービスのマーケットも非常に大きいです。
またそういった理由のため、アメリカではどの家庭でも「アウトドアに出かけることはあたりまえ」という文化が浸透しています。そんなアメリカでのアウトドア事情、日本とはちょっと違う所を紹介していけたらな〜と思います。
(^ー^)

 

今回のテーマは車!

キャンプに出かけた際にまず気付く、日本との違いは車!その違いを紹介していきます。

 

違いその1.RV (キャンピングカー)の普及が半端ない。

アメリカで「RV」が指すものはRecreational Vehicle、いわゆるキャンピングカーです。私は主にアメリカの西海岸周辺でキャンプをしますが、RVを見かける頻度が日本とは比べものになりません。ある時、どのくらいアメリカでRVが売れているのだろうと調べたのですが、なんと2017年だけでRVは50万台以上販売されています(ホールセール分のみ)。ちなみに日本における2017年の日産の全販売台数は約41万台です。いかにRVが売れているかイメージして頂けるかと思います。

アメリカで販売されたRV > 日本での日産の全販売台数

この現状はRVパークが多い、道路が広いというアメリが特有の環境がRV普及に貢献しているからと言えます。

 

また、RV(キャンピングカー)は大きく2種類に分けられます。一つはデカイ車の中にキッチンやベッド、バスなどが備わったMotor vehicle タイプ。もう一つはそれ自体にエンジンはなく、ピックアップトラックなどにけん引してもらうTrailerタイプです。

Motor vehicle

 

Trailer

 

Motor vehicle とTrailer、どちらが良いというわけではなく、好みの問題なのですが、よく言われる違いは以下のようなものがあります。

 

Motor vehicle: 運転しやすい。基本的にアウトドアレジャー用。天井の低い所や狭い所は走れない。

Trailer: ピックアップトラックなどでけん引するため通常の運転と違って慣れが必要。切り離しが可能であるため、RVパークなどにTrailerを設置した後は乗用車のみで運転が可能。

 

RVについては奥が深いのでこれ以上の詳細についてはまた別の機会に紹介しますね。

 

違いその2.デカイ車が多い。

これはRVではなく、キャンプに来ている一般車の話です。アメリカはSUVブーム。キャンプ場ではピックアップトラックも多いですが、SUVも負けず劣らず多く見られます。あとはミニバンかな。

アメリカのキャンプ場では自分のキャンプエリア(テントを張るエリア)のすぐ脇に車を駐車する場合がほとんどです。その駐車エリアも日本と違い、とても広く確保されているため大型車でも問題ありません。

 

というわけで、ようやく本題です!これまでのアメリカでのキャンプ経験から、「この車がキャンプに似合う!よく見かける!」というものを選んでみました。ご紹介します!!

 

アメリカでキャンプに似合う車、ベスト10は?

今回のランキングではRVは除きます。あくまでも普段使いでも乗れる車です。またあまりにも高額ないわゆる「超高級車」は省いています。現実的な路線で行きましょう!

第10位. Chevrolet Colorado

写真は下記公式Webサイトからの引用です。

シボレーのミッドサイズのピックアップトラックです。この車は実際のキャンプ場でよく見かけます。とてもキャンプ場で絵になる車ですね。また、パワーのある車で最大7,700LBSのトーイングキャパシティがあります。どんなTrailerでもけん引できると考えても問題ないですね。

 

第9位. Land Rover Discovery Sport

こちらの写真も以下、公式Webサイトからの引用です。

街で乗る場合でもアウトドアでの運転もどちらも高レベルで両立してくれる車ですね。この車もキャンプ場や国立公園に出かけた時にたまに目にするという理由でランクイン。とてもスタイリッシュですよね。

 

第8位. Ford Super Duty

こちらの写真も以下、公式Webサイトからの引用です。

でました!ピックアップトラックの本命。これぞアメリカ。6.7Lエンジンのパワーはすさまじく34,000LBSのトーイングキャパシティがあります。ボートだろうが、トレイラーだろうが、なんでも引っ張れます。

ちょっと前まで私の中ではこのモンスターマシンはパワーの無駄、エネルギーの無駄と考えていました。しかし、思わぬ事件がこの車の見方を一変させました。

イエローストーン国立公園で車が路肩にハマって出られなくなった時、この車に引っ張ってもらって助けてもらったのです。車のオーナーも車と同じく、体も心もデカイ人で、とても優しい人でした。その事件以来、この車が私の中でランクインしてきます。

 

第7位. Ford Explore

こちらの写真もFord公式Webサイトからの引用です。

 

日本から撤退してしまったFordですが、こちらでは勿論、人気車種です。アウトドアと普段使いを両立する車を買おうと考えるとまず候補に挙がります。

ラゲッジスペースも広くキャンプ用品も多く詰め込める実用的な車です。

 

第6位. Toyota Tacoma

写真はToyotaのサイトから引用です。

ついに出てきました日本勢。トヨタのピックアップトラックですね。この車はアウトドアの中でも本当に道の悪い、未舗装の場所や砂浜でのキャンプなどでよく見かけました。やはり走破性に優れているんでしょうね。この車は私の好き嫌いではなく実際に悪環境でよく走っていた所を見かけたという理由でランクイン!

 

さて、ここからいよいよベスト5の発表です。

 

第5位. Jeep Wrangler

こちらの写真も以下、公式Webサイトからの引用です。

この車を1位にする人も多いのではないでしょうか?そう。いわゆるジープですね。特に説明はいらないのではないでしょうか。アウトドアの申し子のような車ですが、普段これで通勤してもOKな車です(逆にオシャレ)。既婚者の方は購入にあたり、家族の承認が取りにくいという難点はありますが。。。

 

第4位. Honda CR-V

こちらの写真も以下、公式Webサイトからの引用です。

写真は2019年モデルですが、キャンプ場でよく見かけるモデルはもう少し古いモデル。後ろにタイヤを積んだいかにもオフロード向けのタイプをよく見かけました。

Honda CR-Vは価格帯もお求めやすいことから、キャンプ場だけではなく、街中でも多く走っています。これまで紹介してきた車の中では決して大きいとは言えない車体ですが、十分なラゲッジスペースを持つ、キャンプ、アウトドアに最適な車です。

 

第3位. Subaru Outback

こちらの写真も以下、公式Webサイトからの引用です。

出ました本命、Subaru Outback. アメリカでもスバルは大人気。特にアウトバックの人気は絶大です。水平対向エンジンを積んでいるため他のSUV車よりも低重心を実現し、走行中の安定性に優れています。また、広いラゲッジスペースはキャンプをはじめアウトドアにぴったりですね。2.5Lと3.6Lの2種類があり、2.5Lは燃費性能とパワーを両立し、3.6Lはよりパワフルな仕様になっています。どちらも2,700LBSのトーイングキャパシティがあり、小型のトレイラーであればけん引することも可能です。

 

第2位. Jeep Grand Cherokee

こちらの写真も以下、公式Webサイトからの引用です。

またしてもJeepがランクイン。SUVのGrand Cherokee.広い車内とラゲッジスペースを持ったこの車はまさにアウトドア向き。3.6Lエンジンは295馬力あり、そのトーイングキャパシティは6,200LBS.ほぼすべてのトレイラーをけん引することが出来ます。

 

第1位. Subaru Ascent

こちらの写真も以下、公式Webサイトからの引用です。

一位はコレ、スバル アセント!日本では販売していないので、日本の皆さんは「え、スバルのアセントって何?」と思うかもしれませんが、こちらスバルが大型SUVのマーケットに切り込むために投入した、8人乗り(7人乗りもあります。)の新車種です。スバルのOutbackでは取り込むことができなかった、「大型車を好む層」を振り向かせようという意図が見えます。パワートレインには2.4Lのターボエンジンを採用し、トーイングキャパシティは5,000LBSにアップしました。これによりほぼすべてのトレイラーを問題なくけん引可能なレベルになりました。

 

いかがでしたでしょうか。アウトドア用の車を購入する際の参考にしてください!

(^^)