【コロナウイルス情報あり】ロックダウンって知ってる? 本当に安全?シリコンバレーの治安について。日本との違いについて考えてみる。

2020年3月21日アメリカ生活,社会アメリカ,シェルターインプレイス,シリコンバレー,ベイエリア,ロックダウン,安全,新型コロナウイルス,治安,生活

 

こんにちはかなたです。

【追記】2020.3.20 ロックダウンとシェルターインプレイスの違いについての記事を公開しました。新型コロナウイルス拡大を抑制するために、カリフォルニア州、ニューヨーク州が現在、また実施の発表をした外出禁止令・屋内退避命令については、上記リンクから最新記事をご覧ください。

日本にいる友人からよくされる質問に、「シリコンバレー(サンフランシスコ ベイエリア)の治安は良いの?日本と比べてどうなの?」というものがあります。今日はこの治安について考えていこうと思います。この先、生活の拠点としてベイエリアを考えている人には必見です!

 

深刻な身の危険を感じたことはない。

これ、重要ですよね。私はベイエリアのペニンスラ(半島側)に住んでおり、アクティブに活動しているほうですが、今の所、死にそうな身の危険を感じたこと、状況に陥ったことはありません。しかし、これは相応の用心をしているからだと思います。(危険といわれる場所にはいかない、夜、一人で出歩かないなど。)

 

しかし、軽い危険を感じることは多々ある。

深刻な危険を感じたことはないですが、軽い危険を感じることはあります。私は成人男性なので「軽く不安を覚える程度」かもしれませんが子供にとっては「深刻な身の危険」レベルかもしれません。以下、例をあげます。

 

ロックダウンに2度遭遇

今までベイエリアで生活してきた中で最大の危機を感じた時かもしれません。深刻な危険とまでは感じませんでしたが、ロックダウンを指示した人は深刻な危険を回避するために発動したと思います。

ロックダウンとは学校や会社などにおいて、近くで何かしら事件(銃撃など)が発生した際、安全確保のため生徒や職員を施設内に入れて施錠する措置です。ロックダウンが解除されるまでは外の人は中に入れませんし、中の人も外に出ることはできません。

 

知らない人にお金をくれと言われる。

この頻度は日本にいた頃の10倍以上はあります。しかもちょっと性質も違います。普通、こういった物乞い的な方々はいわゆる「待ち」の姿勢ですよね。ここで取り上げている人たちは、自分から話しかけて来て、「金をくれ」と言ってくる人たちです。自分より体の大きいイカツイ人たちに言われたらちょっと怖いですよね。見方を変えるとカツアゲです。

この自ら要求してくる能動的パターンはいくつかあります。

  • 外で食事をしているとき、話しかけられ、自分の悲惨さを語られ、お金を要求される。
  • ガソリンスタンドでガソリンを入れていると、話しかけられ、「ガソリンを入れたいから金をくれ」と要求される。
  • 信号待ちをしていると近づいてきて、お金が欲しいといわれる。

 

マリファナの匂いが至る所でする。

ご存知の方も多いと思いますが、カリフォルニアではマリファナは合法です。そのためなのか、どこかにお出かけするとよくマリファナの匂いがするときがあります。私見ですが、そういう香りがするところは治安が悪い場所が割合的に多いと認識しています。

 

知っている場所や、使っているお店に強盗が押し入る。

自分が知る範囲での話ですが、その頻度が日本と比べものになりません。具体的には利用したことのあるドーナッツ屋に強盗が入る。日常的に利用しているお店の駐車場で銃撃事件発生。車販売店で試乗したお客がそのまま車を乗り逃げ。など。

 

自動販売機がない。

これも外国あるあるですよね。基本的に屋外で自販機はありません。ジュースなどは事前にスーパーでまとめ買いをしています。ドライブをしていて衝動的に飲みたくなった時はガソリンスタンドなどに併設しているショップで購入できます。

基本的に、自販機がないため、飲み物はペットボトルにしても、サーモスに入れたお茶、コーヒーにしても家から持ち歩くことが多くなりました。

 

配達された荷物がなくなる。

これもアメリカだけの問題ではないと思いますが、こちらではドアの外に放置されるのでなくなる率は日本より格段に上がります。

 

自転車が盗まれる。

一台なくなるとかそういうレベルではなく、夜中、アパートメントにある、施錠されていた駐輪場に泥棒が鍵を壊して押し入り、停めてある自転車の大半(数十台)が盗まれました。私の自転車はボロすぎたので助かりましたが。。。

 

身の危険は感じないが、治安悪化の原因になっているものが多い

ここで書いていることは総合的には悪いこととは限らないですが、治安という側面から見ると決してプラスではないものです。

 

銃が簡単に手に入る

キャンプ用品店のチラシなどに、キャンプグッズのとなりに$399とかで載っています。キャンプ用品を買おうと思ってチラシを開いたのに、銃の安売りなどを見つけると、ちょっと気持ちが凹みます。。。

 

貧富の差が激しい

お金持ちは半端なくお金持ちで、貧しい人は貧しいまま。残念ながら悲しい現実ですね。

 

街灯が少ない

国土が広いため仕方ないかもしれませんが、街灯がない場所が多いです。そのため郊外では道を歩く人は少なく、皆さん車で移動します。

 

じゃあ結局どうすればよいの?身を守る方法は?

まず、基本ですが不用心なことはしないよう心がけましょう。酔っぱらって夜道をあるくなど、日本では当たり前でも海外では危険なことは皆さんご存知ですよね。

危険を避けるという意味では各カウンティが提供しているアラートシステムに登録して置くことが有効です。災害、事件などの情報をいち早くテキストメッセージとして受け取ることが出来ます。

こちらはシリコンバレーのある、San Mateo Countyのアラートシステムです。

 

また、旅行者の方など一時的に訪米されている方は日本の外務省が提供している海外安全情報配信サービス「旅レジ」を利用することをお勧めします。

 

それではみなさん、楽しいベイエリアライフをお過ごしください!!

(^-^)