BUFFALO Linkstation 220 8TB インプレッション。家庭用NASとして導入してみました。
Keiです。この度、BUFFALO Linkstation LS220D 8TBを家庭用NASとして導入しましたのでその使い勝手や長所/短所について紹介します。
基本的なスペックについて
Linkstation LS220Dの基本スペックは以下です。容量が8TBのものを購入しました。
(www.BuffaloAmericas.comから引用)
価格がamazon.comでは$300ぐらいでした。恐らくハードディスクバンドルタイプのNASではかなり低価格の部類です。
主な用途としては年々増え続ける写真とビデオの保存先として利用。4TB x 2のハードディスクが内蔵されているためこれをRAID1 (ミラーリング)で使用。そのため、実際に使用できる容量は4TBになります。
実際にLANにつないでみます。
NASのUSB端子に挿入されている白いケーブルは外付けハードディスクにつながっています。NASに保存したデータのバックアップ先とするべく接続しています。
Linkstation LS220D 実際のスループットはどうか?
NASに保存したビデオファイルをWifi経由でPCにダウンロードして、その転送速度を見てみました。LANやPC環境にもよると思いますが、私の場合、200-280Mbs程度の速度は出ました。
主な用途としてNASの写真やビデオをPCまたはスマホで確認することだったので、まあ十分要件は満たせるかなと思いました。
改善してもらいたい点
普段使いには問題ないLinkstation LS220D ですが、ちょっと不便な点もあります。
その1.USB端子経由での外付けHDDへのバックアップが遅い
LS220Dのバックアップ機能を利用して、バックアップ先をNASに接続した外付けHDDを選択してタスクを実行すると、データは1時間で20GB程度しか転送されていませんでした。これは 5.7MB/sの転送速度です。明らかに遅すぎる。。。仮に4TBのデータのバックアップを取得しようとすると、4000GB/20GB=200時間 (8.3日)かかってしまいます。
Wifi経由でのPCへの転送では30MB/s程度の速度が出るのでそれと比較しても5倍は遅い。USB端子は2.0とスペック表にありますが、ホンマかいな?と思ってしまいます。
また、LS220Dのバックアップ機能では差分バックアップ、増分バックアップ、通常のバックアップとあるのですが、どのタイプを選んでも転送速度は変わりませんでした。
今の所、このUSB経由でのデータ転送が遅い理由は判明していないため、このバックアップ方法はあきらめています。他のPCからバックアップ用スクリプトをキックしてLAN経由でNASのバックアップを取得する方法に切り替えています。
その2.スマホ用アプリ WebAccess Aは内蔵ストレージしかNASへ同期できない。
Linkstation LS220Dには便利なスマホ用アプリケーション"Web Access A"というものがあります。このアプリをインストールするとNAS内のファイルを簡単に参照したり、編集することができます。
そのアプリの目玉機能として、スマホ内のデータをNASへ自動的に保存するというものがあります。勝手に同期してくれるためアップロードする手間が省けてとても便利なのですが、、、残念なことにこの機能ではスマホ本体のデータはNASに自動保存できるのですが、SDカードに保存したデータはできません。多くの皆さんが写真やビデオ、音楽といったデータはスマホ本体ではなく、大容量のSDカードに保存していると思いますので、この自動保存機能は是非改善してもらいたいです。
その3.スマホ用アプリ WebAccess Aでは複数ファイルを一度にアップロードできない。
スマホで撮影した写真やビデオをアプリ"WebAccess A"経由でNASにアップロードしようとした場合、ファイルを複数選択してアップロードすることができないため、1ファイルずつアップロードする必要があります。さすがにこれは不便です。改善希望です。
<2019.11.25 訂正>
コメントで頂いた通り、"WebAccess A"でのファイルのアップロードですが、写真をアップロードする場合でも"他のファイルタイプ" Select Other File Type を選択すると一度に複数のファイルをアップロードできました。
まとめ
Linkstation LS220Dは買いか?と訊かれると以下の条件付きで買い。
条件1.NASに保存された大量データのバックアップ方法を自力で確立できる方。
ディスカッション
コメント一覧
Web access Aでのアップロードですが、photo を選択せず、他のファイルタイプを選択すると複数のファイルを一度にアップロードできますよ。お試しくださいませ。